株式会社テスティーは、MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所と共同で実施した「2017年11月 中高生の通信利用実態調査」の結果を今月8日に発表した。
調査概要
・中高生の所有しているデバイス、女子高生の69.0%が「iPhone」男子高生の51.3%が
「Android」
・スマホ利用合計時間、Wi-Fi利用は6時間以上、モバイル通信は1時間未満がトップに
・中高生が契約しているプラン「1~3GB」が最多、通信速度にかかる頻度は「2~3か月に1回ほど、速度制限にかかることがある」
・中高生の31.9%が家族とシェアプランに加入、シェアしているのは「母」が80.3%
・データ通信容量の追加購入の認知高校生は65.7%、17.2%が購入経験ありと回答
スマホの長時間利用傾向は低年齢層にも定着
注目は、スマホ利用の合計時間。Wi-Fi利用は最多が6時間以上の24.9パーセント、また、3時間以上利用している中高生が半数におよんでいる。
一方で、データ通信の契約プランは1~3GB、4~6GBといった低容量のプランが多数を占めている。通信容量の追加購入についても、65%が認知していながら、購入には難色を示す回答が多かった。
これらの結果から「スマホの長時間利用傾向」と「それを支えるWi-Fi」という構図が低年齢層にも普及していることが伺える。
巨大化するスマホコンテンツとユーザー側からのアプローチ
今回の調査結果からは、話題を集めた「72時間ホンネテレビ」をはじめとした、「これまでとは比べ物にならないほど大きなスケールのコンテンツを長時間楽しむ」というスマホ利用が定着の傾向にあることが伺える。
その一方で、それらが従来のデータ通信の枠組みではもはや収まらず、そうした変化にユーザーがいちはやく対応しているという現実が垣間見えるともいえるだろう。